ブラシレスDCモーター世界シェアNo.1を誇る大企業と共同開発した高性能モーター

写真左から:佐藤 圭悟(Model C カスタム推進室)、林 孝宣 様(日本電産株式会社)

WHILL Model Cには日本電産と共同開発した高出力のインホイールモーターが採用されています。日本電産はHDD用モーターなどブラシレスDCモーターにおいて、現在世界トップシェアを誇るモーターメーカーです。今回はモーター開発を担当したエンジニアに加え、共同開発した日本電産の担当者にもコメントをいただきました。

 

ブラシレスDCモーター採用の理由

今回、Model Cには、ブラシレスDCモーターという種類のモーターを使用しています。このモーターは省エネ、長寿命、低騒音、小型・軽量といった特長を持っています。Model Cの開発においては、製品全体の軽量化が大きなテーマでしたが、小型化・軽量化されたリチウムイオン電池で、長距離でパワフルな走行を実現するためには、このような効率の良いモーターを採用する必要があったのです。加えて、メンテナンスが簡単な点も決め手の一つでした。

ただ、ブラシレスモーターは電動車椅子に使用されている例があまりなく、搭載するにはより高度な技術と経験が必要でした。そこで協力してくださったのが日本電産でした。Model Aでの実績とModel Cの可能性を感じていただき、専用設計という形でモーターを供給いただけたことで、小型・軽量かつ高出力のモーターをModel Cに採用することができました。

 

制御性が魅力のセンサー搭載モーター

Model Cのモーターは、ブラシレスDCモーターであることに加え、センサーが搭載されているので、制御性の良さが特徴です。回転速度やタイヤの数ミリ単位での動きを読み取ることができるので、傾斜面での片流れを防止したり、加速時や減速時の心地よさを表現することが可能です。

高性能なセンサーにより、走行時の状態を正確に計測し、制御の仕方を細かく調整することができるので、さらに乗り心地を改良していくことができます。

また、センサー付きのモーターは回転角度を細かく計測できるので、将来的な自動運転・自動停止機能の開発との相性が良いと言えます。

 

日本電産の強力なバックアップ

〜日本電産 林様からのコメント〜

ベンチャー企業との共同開発ということもあり、取引に当たっては社内で企画協議を重ねて参りました。WHILLの持つ「携帯電話は進化したのに、車椅子の基本的な形は進化してない」といった問題意識や、「心理面の障害があって外出をためらう人がいる、WHILLは新しい市場を開拓していきたい​​」といったビジョンに共感し、共同開発を行うことにしました。

弊社は電動アシスト自転車で培ったモーター技術を生かし、Model Cのモーターをより性能の高いものにしてきました。お客様の生活の質にダイレクトに貢献する乗り物なので、会社の威信をかけて、しっかりやりたいと思いました。

WHILLとの協業には、サプライヤーとバイヤーといった関係性にとらわれず、同じ目的を達成する仲間として、共に開発を進めていく面白さがあります。

Model C カスタム推進室 室長 佐藤 圭悟(Keigo Sato)
東北大学大学院 工学研究科 バイオロボティクス専攻 卒業。トヨタ自動車株式会社から2015年にWHILLに入社。Model C カスタム推進室 室長として、オプション開発などWHILLのカスタム業務に従事。

 

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